研究課題
挑戦的研究(開拓)
申請者らが発明したナノ凹凸表面構造を活用し電子の移動を利用する新規な量子蓄電体の開発に関する研究を行う.従前の研究により,量子蓄電体を創成するためには表面はナノ寸法の凹凸構造を有し,かつアモルファスである必要があることを示している.本研究では,“結晶性”アルミ合金を出発材料として,ナノ凹凸表面構造を有する“アモルファス”アルミナを用いて量子蓄電体を創製することを目的として,陽極酸化に基づく革新的合成法に関する研究を行う.具体的には,蓄電体の大面積化と積層化に関する研究を展開し,充放電速度,耐電圧性,耐熱性に優れた高速・大容量の蓄電デバイスを開発する.