| 研究課題/領域番号 |
24K21352
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| 研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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| 研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
川端 美季 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 准教授 (00624868)
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| 研究期間 (年度) |
2024-06-28 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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| キーワード | 公衆浴場 / 植民地 / 公衆衛生 / 不潔 / 清潔 / 入浴 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では、欧米から広がった公衆浴場運動は植民地での浴場政策をもって完成するという仮説をたて、日本が植民地とした台湾、朝鮮、満州、さらにこの三地域の植民地統治の前段階として位置づけられる北海道と沖縄を主な研究対象とする。これら研究対象には歴史研究のみならず、文化人類学や社会学の研究的視点からもアプローチし、各地の衛生政策と公衆浴場をめぐる政策及び言説を跡づけることによって、近代日本における公衆浴場と清潔規範との関連を立体的に記述する。具体的には公衆浴場という施設を通じて、清潔さの身体規範が拡大、強化された過程の分析を試みることで、日本と東アジア諸国との歴史的関係性を明らかにする。
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| 研究実績の概要 |
本研究では近代日本の清潔規範がどのように形成されてきたのか、一般の人々に対して行われた衛生習慣の啓蒙活動、とりわけ、身体の清潔習慣のひとつである入浴習慣に関する展開を調査し分析するものである。対象としては、日本が植民地とした東アジア(台湾、朝鮮、満州)、さらにこの三地域の植民地統治の前段階として位置づけられる北海道と沖縄を検討する。初年度となる2024年度は、近代日本植民地における公衆衛生政策に関する資料収集および、近代日本での衛生観にかかわる言説の分析を中心にすすめた。本年度の研究経過は、具体的には以下のとおりである。 1 植民地下の公衆衛生政策、および公衆浴場・入浴施設について、国内の「清潔」言説に関する新聞記事などの資料収集を日本・台湾で行った。 2 植民地統治期の朝鮮半島の公衆浴場と入浴習慣の歴史研究に関して研究している韓国からパク・ユンジェ氏(韓国・慶熙大学校)を招聘し、研究発表および研究交流を行った。 3 近代日本の北海道と沖縄と沖縄における入浴と清潔観に関する言説の一部を、著書などで発表した。 本年度の調査にさらに分析・検討を加え、学会報告、論文、著作として公表していく予定である。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
さらなる資料収集と整理が必要であるため。本研究課題は、当初の想定より広く新たな課題があることが判明しているが、状況を鑑み、調整を進めている。
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| 今後の研究の推進方策 |
昨年度韓国の研究者とネットワークができたことを端緒に、さらに資料収集とその整理をおこない、成果を適宜発表していく。
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