研究課題/領域番号 |
24K21374
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
南 雅代 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (90324392)
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研究分担者 |
高橋 浩 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (70357367)
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研究期間 (年度) |
2024-06-28 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2026年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 古代鉄 / 炭素14年代測定 / 元素分析 / 同位体分析 / 新手法開発 |
研究開始時の研究の概要 |
人類の文化史の研究において、鉄利用の歴史の編年は、非常に重要な研究テーマである。鉄製品の製作年代は、製鉄や精錬に用いられた鉄中に残存する木炭の炭素14年代測定から推定可能である。本研究では、鉄試料からの炭素抽出方法として、従来の加熱燃焼ではなく、真空にした密閉容器中で鉄試料を酸溶解させる方法を試み、さらに炭素抽出後の溶液を用いて、無機元素の濃度・同位体分析を同時に行う手法を確立する。古代の鉄製品の鉄に含まれる元素濃度・同位体比は、製鉄の原材料や産地推定の指標となり、本手法を確立することにより、貴重な古代鉄試料の破壊を最小限に抑え、同一鉄試料から年代決定と来歴推定が可能になると期待される。
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