研究課題
挑戦的研究(萌芽)
鉱業の発達は、一国の経済発展に大きな影響を与える。戦前日本の鉱業についても、数多くの研究が蓄積されてきた。しかし、それら研究の多くは組織に焦点を当てたものであり、鉱山が地域経済に与えた影響を定量的に実証する研究は未だ進められていない。本研究課題は、時空間情報を含む歴史統計を新たに活用して、戦間期日本における炭鉱が地域経済の発展に与えた影響を定量的に評価する。それを通して、既存の経済史研究における分析視角・学術体系を変革・転換させ、研究にブレークスルーをもたらすことに挑戦する。これが本研究の目的である。