研究課題
挑戦的研究(萌芽)
高齢化のさらなる進行が世界各国で続く中、高齢者の自立した社会生活を支える制度設計は喫緊の課題となっている。本研究は、認知機能の低下が、選択行動の帰結として経済厚生に与える影響を、認知機能の限界を考慮した意思決定モデルで分析することで、望ましい選択を自ら行える意思決定能力を測る能力スコアを開発する。そのスコアを用いて、孤立した個人をバーチャルチームとしてマッチングし、不確実性下での意思決定において、構成員が相互に助け合える選択アーキテクチャの提案に挑戦する。介入効果を最大化するバーチャルチームの創出と、その経済的評価を可能にする意思決定モデルの構築を開拓する。