研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、わざ、スポーツ、看護、保育、芸術といった多領域を対象とする「教える-学ぶ」営みにおける「触れる」ことの教育学的意義を明らかにすることを目的とする。特に、物理的な「触れる」(touching)を超える、感覚の共有や意味の理解に至る「触れる」(sensing)がもつ特徴・効果・課題を明らかにすることを目指す。本研究を通して、対面かオンラインかという物理的な「触れる」に基づく二元図式を超えて、感覚や意味の水準における「触れる」(≒共有する・理解する)を、“体験知/熟知としての「ふれる」”という教育学的概念として提示することを最終的な目的とする。