研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では,これまで内部の神経系に焦点が当てられてきた生物の環境知覚能力に対して,力学に基づいた数理モデルとその理論解析を展開する.これにより,生き物の環境応答能力を記述する流体・弾性結合系の数理プラットフォームの構築を目指す.特に大自由度力学系の安定性とその制御に着目し, (A)神経生物学・行動生物学のための基盤的数理モデルの確立, (B)環境適応的なマイクロロボットの数理デザイン手法の確立, (C)知覚応答するliving matterの構成式の導出方法の確立,の3点を探索的に行う.