研究課題
挑戦的研究(萌芽)
マイクロコンタクターとは「ガスは通すが,液体は通さない」という気液分離フィルタであり,化学工学における気液界面反応の高効率化をもたらした.プラズマ液界面プロセスにおいても,「ラジカルは通すが,液体は通さない」というマイクロコンタクターがあれば,その高効率化が期待される.しかし,延伸PTFEに代表される旧来のマイクロコンタクターでは,活性なラジカルがフィルタ内壁との衝突で失活し,望む状態にはならない.本研究では,多数のマイクロプラズマを内蔵した独自のマイクロコンタクターによって,これまでになかった「ラジカルは通すが,液体は通さない」という状態を実現し,プラズマ液界面プロセスの高効率化を目指す.