研究課題
挑戦的研究(萌芽)
将来のスペース望遠鏡には、軽量かつコンパクトな条件下で広視野光学系を実現するため自由曲面鏡が必須である。このような鏡の面形状の評価にはComputer Generated Hologram (CGH)干渉計が有用だが、異なる鏡面ごとに専用のCGHが必要で、そのコストのため将来装置に必要な数の自由曲面鏡を評価することは現実的でなかった。本研究ではマイクロミラー技術を用いて可変パターンをもつ新しいCGH干渉計を開発し、あらゆる鏡面を単一のCGHで評価することで、これまでより光学計測のコストを1桁抑えつつ、視野が3桁広い広視野スペース観測を実現させる。