研究課題
挑戦的研究(萌芽)
断層が急激にすべるのが地震である。断層の高速すべりでは摩擦発熱により、断層面の温度が数100度も上昇すると考えられている。実際に断層帯の掘削により地表から1km程度の深さでの温度上昇が計測されているが、断層の主破壊域である深さ5-10 kmにおける温度測定の事例は存在しない。本研究では地震波のスペクトル比解析を行い、断層帯での温度上昇を観測から推定することを試みる。