研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、これまで計算実験で行ってきた磁性体薄膜上に励起されるスピン波の豊かな非線形ダイナミクスを計算資産としたリザバーコンピューティングデバイスを実装する。実装開発を短期にすることを優先し、既存アンテナ技術を利用したデバイスを高品質イットリウム・鉄・ガーネット薄膜上に作製する。高い計算性能を達成するために、これまで計算実験で確立した手法を駆使する。また、物理現象の解析と機械学習計算性能との関係を探究するとともに、音声認識等の実応用タスクにおいて高い計算性能を達成し、提案システムの優位性を実証する。また、自然現象と計算との関係を探究し、学術の開拓を行うとともに、システム設計論の構築を目指す。