研究課題
挑戦的研究(萌芽)
軌道角運動量(OAM)モードは、伝搬方向に対して螺旋面状の等位相面を持つ、直交性がある電磁波であり、光通信、レーザー加工、超解像顕微鏡、光計測、光物性、量子エレクトロニクス等分野に幅広く応用されている。一方、螺旋状ファイバ回折格子(HLPG)は光軸に沿って周期的なスクリュータイプの屈折率変調を持ち、OAMモードのような固有モードを有するファイバデバイスである。本研究は、1本の短い光ファイバ中に複数次数のOAMモードを有しかつ、モード可変のHLPGの新しい設計法と作製法を開発し、そして新たなOAM光操作(光ピンセット)及びOAM光ファイバセンシング技術への創出を挑戦する。