研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本課題は、道路表層部分のアスファルトとそれを支える基層部分に着目して、アスファルト表面が急激な圧力降下を受けた時のアスファルト自身と基層内の応力変化および空隙内の圧力変化のプロセスを明らかにして、アスファルト剥離被害の発生風速の同定に資する情報を提供しようとするものである。そのために急激な大気圧変動を再現する実験装置を考案し、アスファルトのようなポーラス体内部の圧力変化を測定し、実験に整合する数値シミュレーションモデルを作成し、負圧によるポーラス体の破壊現象を説明することを目指し、アスファルト舗装の剥離被害の発生プロセスの解明により、竜巻の強さの指標を大きく改善させようとするものである。