研究課題
挑戦的研究(萌芽)
iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作り出した臓器細胞から、培養によって移植用臓器を作り出すためには、細胞への酸素や栄養素の供給ツールである生体の毛細血管網を迅速に再現することが求められる。本申請課題では、綿あめ状のマイクロファイバーの束を流路の鋳型として利用することによって、毛細血管網様の流路ネットワークを迅速に作製することを目的としている。その工学的手法は、毛細血管網様の流路作製にかかる時間を、従来の生物学的手法での数週間から、数分~数十分にまで短縮することにチャレンジするものであり、挑戦的研究として位置づけられる。