研究課題
挑戦的研究(萌芽)
物質を究極まで薄くすると原子一層になる。それが実現可能な2次元原子層物質は、バルク結晶と質的に異なる特性を示し、電荷に加え量子状態を自在に扱えるスピン・バレー自由度など多様な物性が発現する。加えて、単結晶かつ原子一層であるがゆえ、ひずみに対し極めて敏感となり10%に迫る巨大な弾性ひずみが期待できる。この利点を最大限活用することで、ひずみにより直接原子間隔を変調し、既存手法では困難な新奇物性制御や新機能創製を目指す。ひずみの能動制御により、2次元原子層物質を基軸としたスピン・バレー量子機能の創発を目指す。