研究課題
挑戦的研究(萌芽)
偏光UVアシスト蒸着重合法をさらに発展させ、三次元的に面内配向を変調させることで任意の螺旋ピッチをもつ高分子薄膜を自己組織的に形成させ、アキラルな分子に対しても構造的なキラリティを発現させることに挑戦する。さらに、円偏光選択性を有する高分子薄膜受光素子や発光素子など高分子の熱的・機械的安定性を兼ね備えた光デバイスを作製にも取り組む。具体的には①偏光UV照射VDPにより配向制御可能なπ共役モノマーのスクリーニングを行い、②成膜中の照射UVの偏光方向を連続回転させることで螺旋配向高分子を得る。また、③得られた螺旋配向高分子薄膜の円偏光特性を測定するとともに、④円偏光レーザーへの応用を試みる。