研究課題
挑戦的研究(萌芽)
一般に、金属 M はルイス酸、配位子 L は塩基として作用する一方 (古典的配位子場)、適切な金属 M と配位子 Z との組み合わせで、この関係は反転する (反転配位子場)。申請者は、反転配位子場において、求核的な中心金属がσ結合を通して安定化されることに注目し、低原子価種の新しい合成法を開拓してきた。本研究では、その知見を基に、未踏の高活性アニオン種を創製し、それらを鍵要素とする触媒反応を開発する。