マクロロタキサンの基礎科学と工学的応用

• 研究課題/領域番号: 24K21788
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 磯野 拓也 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (70740075)
• 研究分担者: 佐藤 敏文 北海道大学, 工学研究院, 教授 (80291235)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2025年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
• キーワード: ロタキサン / 環状高分子 / トポロジー高分子 / 高分子トポロジー

研究開始時の研究の概要

本研究は、環状高分子と線状高分子のエントロピー駆動による貫通構造形成に焦点をあて、この現象に基づいて得られる『マクロロタキサン』の基礎科学を構築する。マクロロタキサンは引力的な分子間相互作用を必要とせずに強固な高分子鎖の絡み合いや動的架橋を可能にするものであり、各種高分子素材の強化、高分子界面の強力な接着や相溶化特性の向上、自己修復材料の創製など、高分子材料開発における全く新しい発想のブレークスルーをもたらすものと期待され、これを本研究により実証することで工学的価値を示す。