ビタミンCの新しい機能に基づく新規エピゲノム調節剤の開発

• 研究課題/領域番号: 24K21825
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分37:生体分子化学およびその関連分野
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 今西 未来 京都大学, 化学研究所, 准教授 (80362391)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
• キーワード: RNA脱メチル化 / N6-methyladenosine / ビタミンC

研究開始時の研究の概要

FTOは、鉄―ケトグルタル酸依存性ジオキシゲナーゼファミリーに属するRNA脱メチル化酵素である。基質となるN6-メチルアデノシンは種々の生命現象や疾患に関わるため、FTO阻害剤や活性化剤は生命現象の解明や疾患治療に向けて有効であると期待される。FTOによるRNA脱メチル化反応には、鉄(II)、ケトグルタル酸のほかに、ビタミンCが必須であるが、その補酵素としての役割は不明であることから、本研究では、ビタミンCのFTOに対する作用機序を明らかにし、またFTO活性化剤を見出す。