研究課題
挑戦的研究(萌芽)
地球上で植物が生育するには、水、光、栄養の3要素が必要であり、水、光の刺激に対して植物が成長方向を変化させる屈性現象は19世紀にダーウィンによって記述された。栄養については2020年に研究代表者等が報告するまで屈性現象「栄養屈性」は知られていなかった。しかしこの栄養屈性は現時点ではイネでしか実験的には示されていない。本研究の目的は、栄養屈性の普遍性を解明するために、主に畑作物について、栄養屈性現象の観察を試みることであり、多くの植物で栄養屈性が観察されれば、栄養屈性の普遍性を示すことができると考えている。