研究課題
挑戦的研究(萌芽)
降雨や灌水時にリアルタイムで急激な水分動態の変化を把握できれば,土壌の水はけを知る上で有用な情報が得られると考えられる。本研究では,触れるだけで微弱な音や振動を広帯域周波数(1 Hz~200kHz)で検出可能なセンサであるエレクトレット・コンデンサー・センサ(ECS)をAEセンサとして用いて,降雨や灌水による土壌の水分動態の変化に伴い生じる土壌AEの測定技術を開発する。さらに,土壌AEの発生挙動と土壌の物理性との関連を明らかにして, AE測定で土壌の水分動態の変化を把握し,土壌の水はけを診断する技術を開発する。