研究課題
挑戦的研究(萌芽)
我々は、環境中の微生物群を丸ごと格納・保持・増殖させるための担持材料を新規開発し、これが植物栽培試験系に適用可能であることを見出した。自然界の高い微生物多様性を実験室内で安定的に再現できる可能性が示唆されており、学術的にも農業応用的にも革新的な研究アプローチの創出が期待できる。しかし、そのためには、実際の研究適用を通じて開発担体の有効性と課題を明らかとする必要がある。本提案では、農耕地から収集する微生物群を開発担体に導入し、「微生物群を取り扱う要素技術の開発」や「有用微生物群の選抜のモデル構築」に取組み、微生物群の潜在的機能を解明・利用する革新的研究基盤の形成を目指す。