研究課題
挑戦的研究(萌芽)
近年、広域の圃場の生育状況や土壌水分などの環境情報取得に、衛星やドローンを用いたリモートセンシング手法が広く使われているが、大気情報については複数地点に配した環境センサによる直接観測が適用されている。本研究課題では、両手法の空間ギャップを埋める、車載ライダーと再帰性反射材を組み合わせて高精細・高感度な大気情報の空間分布を取得する新時代の農業環境センサを提案する。前例のない圃場直上の精緻な大気情報は、霜害や乾燥・高温障害の早期検知、花粉飛散・農薬散布の影響範囲や作業場労働環境の評価など農業環境センサとして確度の高いスマート農業の社会実装に貢献する。