研究課題
挑戦的研究(萌芽)
エピジェネティクス制御の一つ「ヒストンの化学修飾」は、各細胞の表現型の形成に欠かせない遺伝子調節機構である。そのため、有効なバイオマーカーがないために治療法が限られる「アンメットメディカルニーズ」の高い疾患であっても、この制御系は治療のための分子標的になりえるのである。しかし、創薬に繋がる修飾ヒストン量を直接操作する技術は未だ存在しない。本研究の目標は、修飾ヒストン特異的な分解技術ProHM法の開発と社会実装への道筋をつけることである。本研究によって得られる成果によって、広範な種類のシグナル伝達系を標的とした新機軸の分子治療法へと展開していく。