新たな患者腫瘍組織移植(PDX)モデルの確立と非臨床試験への試用

• 研究課題/領域番号: 24K22012
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分47:薬学およびその関連分野
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 倉永 英里奈 京都大学, 薬学研究科, 教授 (90376591)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2026年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 異種移植モデル / 非臨床試験 / ショウジョウバエ

研究開始時の研究の概要

がん治療薬の開発において、ヒトの臨床試験に先立つ非臨床試験は、薬の安全性と効果を確保するために不可欠である。その中でも患者由来のがん細胞を免疫不全マウスに移植するPDX(患者腫瘍組織移植)モデルが技術的に注目されている。PDXモデルでは、患者のがん組織を免疫不全マウスに直接移植し、最適な治療法を見つけ出すための薬物試験が可能である。しかし、マウスPDXモデルでは大規模スクリーニングが困難である。そこで本研究ではキイロショウジョウバエを、新たなPDXモデルとして確立することを目的とする。薬物スクリーニングに有効活用が可能なPDXモデルとしての確立を試み、その非臨床試験への活用を目指す。