ヒト特有の非栄養外胚葉系譜胎盤細胞の検証と性状解析

• 研究課題/領域番号: 24K22035
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 大串 雅俊 京都大学, 医生物学研究所, 准教授 (00462664)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: ヒトES細胞 / 羊膜外胚葉 / 栄養外胚葉

研究開始時の研究の概要

ヒト胚は子宮内に完全に埋め込まれた状態で発生を進める。このような胎生様式は類人猿以上の霊長類の特徴であり、健全な仔体出産と確実性の高い世代継承に有効だと考えられるが、マウスなどの汎用哺乳類モデル生物を用いた解析では分子・細胞レベルでの研究が難しかった。申請者は、ES細胞を用いた解析からヒト特有の胚体外細胞種を見出し、この細胞集団が上述のヒト特有の胎生様式に関与するのではないかと考えている。そこで本研究提案では、ES細胞の分化可塑性をうまく活用しつつ、上記の胚体外細胞種の発生プロセスや細胞特性の解明に挑み、種特異的な胎生様式を支える分子基盤の理解を深めることを目指す。