研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、初期胚細胞膜上に分布するL1ORF1pの粒状構造の動態変化を詳細に観察し、その分解や転移活性、細胞膜への輸送に関与する因子を解明する。まず、L1ORF1pの小胞体輸送とリソソーム分解への関与を免疫染色法、ライブセルイメージング、siRNAノックダウンなどを用いて検討する。次に、L1の転移活性を定量PCR法やTIP-seq法で評価し、さらにオートファジーによるL1分解の影響を解析する。また、L1ORF1pを細胞膜にトラップする分子の同定を目指し、初期胚膜成分の免疫沈降法を用いる。