研究課題
挑戦的研究(萌芽)
炎症は最も基礎的な免疫応答の一つであり、その機構は100年以上研究がなされてきました。しかしながら、現代においても全身的な急性炎症病態は制御困難な致命要因であり、全世界の死因の約20%が感染症によって引き起こされる全身炎症(敗血症)に関連していることが知られています。本研究では、代表的な自然免疫細胞であり、炎症や感染症の進展に強く寄与する好中球に着目し、炎症を抑制する新たな方法の樹立を目指して、骨髄から末梢組織への好中球の供給メカニズム明らかにすることを目的としています。