研究課題
挑戦的研究(萌芽)
タンパク質は翻訳後に折り畳まれて機能を発揮するが、折り畳みが失敗するとアミロイド線維を形成し、神経変性疾患の原因となることがある。しかし、神経系における機能性アミロイドの存在は不明である。本研究では、神経細胞の生存に関わる機能性アミロイドを特定し、その存在を示す。これにより、タンパク質機能発現の常識にパラダイムシフトを起こすことを目指す。そのために、「1. アミロイドコアドメインの高精度構造解析」、「2. アミロイド形成能を喪失した変異体の作製」、「3. 機能性アミロイドの生理活性の特定と神経細胞維持の役割の解明」の研究項目を実施し、神経細胞の維持に不可欠な機能性アミロイドを同定する。