研究課題
挑戦的研究(萌芽)
ワクチンは感染症の予防に重要であるが、その効果や副反応の強さには個人差が大きい。そのため、ワクチンを接種したのに予防効果が十分でない場合もあり、個人差の原因を解明することは、全ての人に等しく高い予防効果を与えるワクチンを開発する上で非常に重要である。我々は、ワクチン接種後の免疫応答の個人差と関連する血液成分としてエクソソーム内のmicroRNAが重要であることを発見した。そこで、本研究では、エクソソーム内microRNAとワクチン接種後の予防効果が関連する未知のメカニズムを解明し、次世代のワクチン開発の基礎基盤を確立することを目的とする。