研究課題
挑戦的研究(萌芽)
無痛分娩の際の硬膜外鎮痛は20~30%の割合で発熱を合併することが知られているが、この発熱の児への影響は明らかではない。脳内の免疫担当細胞であるミクログリアは、①発達期にシナプスを刈り込んで神経回路網を精緻化すること、②熱により活性化することが明らかになってきた。本研究では、『分娩時の発熱は児のミクログリア活性化を介して正常な発達に干渉する』との仮説に立脚し、in vitroミクログリア培養系および出産前非炎症性発熱モデルマウスを用いてこの仮説を検討する。