研究課題
挑戦的研究(萌芽)
無機ヒ素をメチル化あるいは、モノメチルヒ素をジメチル化する酵素としてヒ素メチル基転移酵素(As3MT)は同定された、しかしながら最近の報告によれば、AS3MT欠損マウスにおいて、ホスファチジルコリンの合成などに影響が出ることや、ゲノム解析により神経疾患発症との関係性が報告されており、AS3MTがヒ素メチル化酵素としての働き以外の役割を有する可能性は非常に高いことが推察された。本研究では、「AS3MTは、生体内基質のメチル化制御も司る多機能タンパク質である」と考え、AS3MTの生体内基質を同定し、その意義を明らかにする実験を遂行する。