研究課題
挑戦的研究(萌芽)
脳機能は栄養状態の変化によって、正負に制御されている。特に、過栄養条件下においては、成人では代謝恒常性、血糖制御、認知機能、運動機能、情動制御などがネガティブに制御される。しかしながら、従来の脂質研究では、脂質カロリー比での検討が主流で、脂質そのものの質に着目した検討は少なかった。本研究は、幼少期に摂取する油脂の質や幼少期における運動環境下での体内環境変化と油脂の関わりについて紐解くことを目指す。特に、正常体重、正常血糖値、社会性、情動、運動、睡眠機能の発達等において、どのような油脂の摂取が個体にとって最適であるのか、様々な自然界油脂を使って明らかにしていくことを目指す。