研究課題
挑戦的研究(萌芽)
近年、うつ病などの精神疾患、自閉症等の発達障害及びアルツハイマー病などの神経変性疾患における脳内のエネルギー代謝低下が報告され、脳内エネルギー恒常性維持機構の重要性が注目されている。しかし、その詳細なメカニズムは未だ明らかではない。本研究では、生体脳神経細胞のミトコンドリア電気活動及び局所エネルギー代謝動態を明らかにする。また、ミトコンドリア膜電位の光操作、記録及び細胞内ATP濃度変動記録を同時に行い、ミトコンドリア電気ネットワークの構造を明らかにするとともに、ミトコンドリア集団による局所エネルギー代謝動態制御機構を解明し、生体脳神経細胞におけるエネルギー代謝恒常性維持機構を解明する。