研究課題
挑戦的研究(萌芽)
炎症性サイトカインは、骨・関節軟骨の破壊を引き起こす因子として知られる。近年、骨・関節軟骨破壊を誘導する新規炎症性サイトカイン様因子として、Semaphorin 4D (Sema4D)が同定された。本研究では、non-canonical Sema4Dシグナルによる骨・関節軟骨破壊の抑制法の確立を目指し、骨・関節軟骨破壊を迅速にモニタリングできる系を樹立し、そのモニタリング系とケミカルライブラリーを用いて骨・関節軟骨破壊の阻害薬の探索を行う。さらに見出した阻害薬の作用ポイントを解析することで、骨・関節破壊の制御とSemaphorinシグナル研究の変革に挑戦する。