研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では,CO2吸収剤を,金属有機構造体(MOF: Metal Organic Framework)の有するナノ細孔空間(2 nm以下)に超臨界流体法を用いて含浸・担持させることによりCO2吸収剤含浸MOFを創製し,これを大気中からCO2を直接的に分離回収する技術であるDAC(Direct Air Capture)へと応用する手法を検証する. MOFは既存の多孔質材料を凌駕する高比表面積(~4000 m2/g)を有することから,そのナノ細孔内にCO2吸収剤を均一含浸させることにより,DACプロセスにおけるCO2との接触表面積を極大化させることができると想定している.