研究課題
挑戦的研究(萌芽)
鉱物資源由来廃材で石英を主相とする砕石粉(含む砕石スラッジ)は多量に排出される無機系廃棄物である。組成のバラツキが少ないため、材料学観点では比較的取り扱い易い廃棄物である。砕石粉の再資源化は現在盛土材や埋め戻し材など土木建設資材分野で進められているものの、いまだ多くは生産現場にそのまま放置されているか、あるいは埋め立て処分されているのが実状である。本研究では、砕石粉を利用した材料合成を通して固体電解質の開発に取り組み、土木建設資材分野とは異なる新たな再資源化先を開拓することを目指す。