我が国ではAIの活用が進展しつつあるが、高等教育が幅広いAI活用人材を輩出していないことが喫緊の課題となっている。また、AIの活用には「数理」の知識と思考力が不可欠である。本研究の「問い」は、高等教育において技術志向ではない学生が、企業現場のAI活用に必要な「数理思考」学習に取り組むことで、興味・関心を持ち学習効果が得られるのではないか、である。本研究の目的は、AIを活用する企業内ゼネラリストの活動調査、その実務に潜在する数理の知識や思考過程の解明を通じて、AI実務ベース型数理活用モデルの構築及びこの活用モデルと学習理論を紐付けた数理判断学習法のプロトタイプを開発することである。
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