膨張宇宙での量子重力理論における新境地の開拓

• 研究課題/領域番号: 24K22886
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 0203:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
• 研究機関: 米子工業高等専門学校
• 研究代表者: 姉川 尊徳 米子工業高等専門学校, 総合工学科, 助教 (71003547)
• 研究期間 (年度): 2024-07-31 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: ホログラフィー原理 / 量子重力理論 / 膨張宇宙

研究開始時の研究の概要

「ホログラフィー原理」によれば、場の理論が量子重力理論の定義となりうる。本研究では、加速膨張する宇宙の良いモデルであるドジッター(dS)時空のホログラフィー原理に対する新たな定式化を考え、我々の宇宙に対する新たな量子重力理論的視点を提供することを目的とする。このために、dS時空の幾何学的量の解析を通じた場の理論側への制限や、近年この文脈で注目されているDSSYK模型と呼ばれる理論を調べる。加速膨張する宇宙のモデルであるdS時空を量子重力理論的により深く理解することで、宇宙論へのフィードバックも期待できる。