研究開始時の研究の概要 |
構造異常膜タンパク質は小胞体品質管理(ERQC)によりユビキチン化を受け, 小胞体関連分解(ERAD)される. 研究代表者は, CFTR変異体がユビキチンリガーゼRNF5/185, HERC3に膜貫通領域を認識され, ERADされることを見出した. これは, E3リガーゼが膜貫通領域に含まれるTMデグロンを選択的に認識することで, ERADを制御することを示唆する. しかし, 基質選択性を決定するTMデグロンは未だ不明である. 本研究では, 膜タンパク質ERADに関わるTMデグロンを網羅的に探索し, ERAD関連E3リガーゼの基質認識および選択性を決定する分子機構を明らかにする.
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