研究課題/領域番号 |
24K23306
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古谷 弦太 東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (60997162)
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研究期間 (年度) |
2024-07-31 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 分泌型IgA抗体 / 腸内細菌叢 / 粘膜免疫学 / 有用菌と病因菌 / poly-reactivity |
研究開始時の研究の概要 |
元来、自己と非自己の識別機構である免疫系において、腸管免疫系は非自己(細菌)との共生を司る特殊な機構である。特に、自己に有益な細菌(有用菌:善玉菌)の温存と不利益な菌(病因菌:悪玉菌)の抑制が、疾患予防と健康維持に重要である。 腸内に分泌されるIgA抗体は「有用菌に結合しない一方で病因菌に結合する識別能力」を有する。本来、特異的な分子のみ認識する抗体が、なぜ数百種に及ぶ有用菌と病因菌を識別できるのか、その機構は不明である。 本研究は、免疫学と生化学の融合により、分泌型IgA抗体の有用菌/病因菌識別機構を解明し、有益/不利益を識別する腸内共生系、そしてヒトの健康維持のメカニズムを明らかにする。
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