研究課題
研究活動スタート支援
糖尿病性心筋症は糖尿病患者に起こる冠動脈疾患や高血圧に起因しない心機能障害と定義された心筋症である。本疾患の主病態は心筋のインスリン抵抗性であり、また心筋インスリン抵抗性を呈する心筋では分岐鎖アミノ酸(BCAA)代謝障害を来たす事が報告されている。しかし、BCAAトランスポーターが糖尿病性心筋症の病態およびBCAA恒常性に対してどのように影響するかは不明であった。本研究では、脂肪組織特異的PDK1KOマウスを糖尿病性心筋症モデルマウスとして使用し、BCAAトランスポーターであるLAT1への介入が糖尿病性心筋症の心筋インスリン抵抗性及び表現型の改善をきたすかについて検証する。