慢性炎症性呼吸器疾患に誘導される異所性リンパ組織内の免疫応答制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K23451
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 0903:器官システム内科学およびその関連分野
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 佐々木 篤志 千葉大学, 未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点, 特任助教 (71000072)
• 研究期間 (年度): 2024-07-31 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 慢性炎症性疾患 / 異所性リンパ組織 / 免疫応答

研究開始時の研究の概要

気管支喘息を始めとした慢性炎症性呼吸器疾患で誘導される組織の様々な構造変化は、治療抵抗性の一因となる。特に、肺組織に慢性炎症によって誘導される異所性リンパ組織（Tertiary lymphoid tissue: TLT）は、非被膜化リンパ濾胞構造を取り、多様な免疫細胞とリンパ管内皮などの非免疫細胞から成り、炎症が終息した後もTLTは組織に長期間残存することから、炎症反応遷延化の原因となる。
本研究では、慢性炎症環境下でTLT形成が原因で引き起こされる炎症局所の微小環境における低酸素刺激がTLT内の免疫細胞にどのように影響を与えるかを解析し、慢性炎症に対する新たな治療戦略の基盤構築を目指す。