呼吸鎖複合体Iの阻害による骨芽細胞分化促進機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K23634
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 0907:口腔科学およびその関連分野
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 清水 なつ生 日本大学, 歯学部, 専修医 (60998904)
• 研究期間 (年度): 2024-07-31 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 骨芽細胞 / 呼吸鎖複合体 / ミトコンドリア

研究開始時の研究の概要

間葉系幹細胞が骨芽細胞へ分化する過程で、ATP産生における解糖系とミトコンドリア呼吸のバランスが変化するが、その意義や仕組みについては不明な点が多い。最近申請者は、マウス前骨芽細胞MC3T3-E1の分化誘導時に呼吸鎖複合体I (RCC-I) を阻害すると、分化が促進し石灰化能が亢進することを見出した。本研究では、骨芽細胞の分化過程におけるRCC-I阻害の作用点を探るとともに、RCC-I阻害で生じ得るNADH/NAD+比の上昇やマイトファジーの活性化が石灰化亢進を媒介している可能性を検証する。並行して網羅的遺伝子発現解析を行い、上記以外の可能性も検討する。