| 研究課題/領域番号 |
24KF0049
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| 研究種目 |
特別研究員奨励費
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 外国 |
| 審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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| 研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
帯谷 知可 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (30233612)
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| 研究分担者 |
BEKTURSUNOV MIRLAN 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 外国人特別研究員
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-23 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
中途終了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2025年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2024年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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| キーワード | 遊牧部族社会 / ソ連 / 中央アジア / クルグズ / 社会主義的近代化 / 地方ソヴィエト / 選挙 / 系譜 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中央アジア遊牧部族社会の視点から、ソ連体制のもとでの近代的社会主義国家・社会の成立と展開を明らかにすることを目的とし、1920年代初頭から30年代末までのクルグズスタンおよびカザフスタンの地方選挙に着目して、①国家政治保安部の報告書、②部族の代表者らが書いた訴状や請願書等、③遊牧民の歴史的主体性をより浮き彫りにする、現地語で書かれた系譜の収集と分析を行い、この時期にソヴィエト的でありながらその内実としては部族の伝統的規範を継承したハイブリッドな体制が出来上がったことを示す。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、中央アジア遊牧部族社会の視点から、ソ連体制下の民族共和国という形での近代的社会主義国家・社会の成立と展開を明らかにすることを目的とし、1920年代初頭から30年代末までのクルグズスタンおよびカザフスタンの地方評議会(ソヴィエト)選挙に着目して、①国家政治保安部(秘密警察)の報告書、②部族の代表者らが書いた訴状や請願書等の裁判所資料、③遊牧民の歴史的主体性をより浮き彫りにする、現地語で書かれた系譜の収集と分析を行い、この時期にソヴィエト的でありながらその内実としては部族の伝統的規範を継承したハイブリッドな体制が出来上がったことを示すことを目指した。 2024年度はクルグズスタンおよびカザフスタンの文書館において、国家政治保安部および裁判所資料を中心に集中的な資料調査・収集、ならびにその分析を行った。 研究分担者が就職により外国人特別研究員の身分を失うことになったため、本研究は2024年度をもって終了することとなったが、研究対象をクルグズスタンに絞ることでこれに対応した。研究成果として、クルグズスタンにおける地方評議会選挙において、ソヴィエト政権は階級闘争よりはむしろ部族間闘争に加担して選挙を成立させようとしたなどの事例が見出され、形式的にはソヴィエト社会主義制度が導入されながらも、内実としては遊牧的価値観と部族社会の原理に基づいた社会政治システムが構築されていたことが明らかになり、本研究の中核を成す問いに対する回答を見出すことができた。
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