ヴェーダ王権儀礼を中心とした「天界への上昇と地上への下降」に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24KJ0013
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 坪田 さより 東北大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)

研究開始時の研究の概要

（1）ヴェーダ文献全体から「天界への上昇と地上への下降」という観念との関連が想定される表現の用例を収集・分析し、その言語層・文献種別・祭式種別における位置づけを把握する。
（2）代表的王権儀礼ラージャスーヤとアグニチャヤナを中心に、サヴァと呼ばれる儀礼群の記述について、王権賦与的要素と天界獲得的要素とを弁別し、各種王権儀礼の複合的な構造、および、王権儀礼と天界獲得との関係を探る。その際には、儀礼中の特別な身体状況という観点と、王権儀礼において儀礼が再解釈された可能性に鑑みて、検討を行う。
（3）南インドのケーララ州における実地調査と同時に、博士論文の自費出版を目指し、協力者との意見交換を行う。