骨髄血管性ニッチにおける機械的シグナル伝達の解析

• 研究課題/領域番号: 24KJ0053
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 上村 駿 東京大学, 医科学研究所, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)

研究開始時の研究の概要

造血幹細胞は骨髄内の類洞血管を中心とした特殊な環境（骨髄ニッチ）で保持されている。炎症や化学療法などの造血ストレスではこの類洞血管が大きく拡張し造血支持能を失う。このような血管構造の変化において血流に圧力や乱流など流体力学的変化が生じるが、この変化が骨髄ニッチに及ぼす影響ついてはこれまで殆ど解明されていない。本研究では機械的シグナル伝達に関わる中心的な分子であるYAP/TAZに着目し、血流への介入が骨髄ニッチ機能に及ぼす影響や造血器疾患との関わりを理解することを目指す。