フィリピンにおけるろう文化－開発の社会史と大衆圏に着目して

• 研究課題/領域番号: 24KJ0063
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 山下 惠理 東京大学, 東洋文化研究所, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)

研究開始時の研究の概要

フィリピンのろう者(deaf/Deaf)の生活実相と、それを取り巻く社会的・政治的文脈を明らかにすることを通して、障害観の刷新を図る。開発目標における障害者像、人口内耳や補聴器をはじめとした海外からの科学技術の移転によって生じる生権力を分析する。また、非英語・非タガログ語圏でのフィールドワークを行ない、親密圏における聴者とろう者のアイデンティ交差を明らかにする。さらに、移民としてのろう者のアイデンティティ形成について、米国・東南アジア諸国に移住するろうコミュニティに着目する。