研究課題
特別研究員奨励費
本研究は、「子どもの貧困」対策を担う市民社会組織を事例として、そのメンバーにとって貧困概念やマクロな社会構造の変革がどのような問題となっているのかを検討するが,その背景には,先行研究が抱える方法論的な課題と,組織のメンバーの活動に対する意味づけへの着目の弱さという課題がある。そこで,エスノメソドロジーの知見を参照しながら,人びとの「社会」へのコミットメントがいかなるものであるのかの一端を示そうとするのが本研究である。