なぜ遺伝子は増えるのか？ ~重複遺伝子保存性と遺伝子発現制御ネットワーク進化~

• 研究課題/領域番号: 24KJ0087
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分45010:遺伝学関連
• 研究機関: 総合研究大学院大学
• 研究代表者: 荻田 悠作 総合研究大学院大学, 統合進化科学研究センター, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)

研究開始時の研究の概要

生命が多様化・複雑化する上で、突然変異の一種、遺伝子重複によって新しい遺伝子が生まれ、ゲノムは進化してきた。本研究では、スーパーコンピュータを駆使した生物進化シミュレーションにより、重複した遺伝子の進化を明らかにする。
本研究は、遺伝子が無数の制御の網、遺伝子制御ネットワークを持つことから着想を得ており、遺伝子制御ネットワークと重複遺伝子の進化の関係を明らかにする点において独創的である。
対象となるのは ＤＮＡ を遺伝物質とする全ての生物である。本研究では、それらのゲノムに起こる1遺伝子の重複からゲノムの全遺伝子の重複まで、幅広い生命現象の根底にある重複遺伝子進化の理論の解明を目指す。